あとがき


 はじめまして。どうもこんばんは。文月水無です。
 はじめましてじゃない方もでてきたでしょうか。
 当サイトにアップするのは二作目ですね。
 実はこの作品二ヶ月前くらいには書きあがってました。
 文化祭で配る文芸部の部誌に載せるために書いたものだからですね。
 しかし、部の掟である「部誌を配布するまで公開してはならない」を守り、今日に至るまで公開できなかったと。
 ネタばれも多少ありますので、できれば本編読んでから読んでください。


 テーマは「夏」
 または秋だったのですが、夏にしました。
 季節に関してはイメージがあまりなくて迷いましたねぇ。
 植物も知らないし、イベントも甲子園くらいしか浮かばない。
 「夏っぽいこと」を思いつく限りノートに書き出していくと「僕と握手!」というものがでてきました。
 おぉ! これならいけるぞ、と、そこから構想を練っていきました。
 細部は結構変わったんですがね。
 子供の身近にいる人がワケありで騒ぎを起こして、それゆえいじめられている。それをヒーローショーのバイトをする主人公が励ます。
 という粗筋は変わっていません。
 最初は八百長かサイン盗みか酒かなんかで高野連に怒られるエースの兄がメインでしたから。


 名前は姉〇くらい珍しいのないかなーと姉に相談した結果中水流に。
 主人公は名無しです。「中学生日記」ではつけてましたが、名前つけないことも結構あります。
 田中と鈴木は正直適当。


 あと、女っ気が皆無ですね。話の中にすこーし出てくる中水流君のお母さんと主人公の叔母さんくらいか。
 どっちみち若くないし。
 恋愛絡ませないとやっぱり面白くないのかなぁ。


 33×22で6枚という制限があったため、かなり削りましたし、話自体も起承転結で言えば起承あたりで終わっていて転んでないかもしれません。
 転ぶところが一番面白いのはずなのに。


 ここから追記です。
 微修正版と別バージョンを収録してみました。
 微修正版は、どこが変わったか気付かない人のほうが多いかもしれません。
 が、見比べるとかなりよくなってるはずです。
 先輩に指摘されたところを直したバージョンなのです。
 別バージョンも、粗筋は変わりませんし、全く変わってないところのほうが多いです。
 しかし、マイナーチェンジをしてるのですねぇ。
 細かい矛盾点やおかしなところ(一人称とかね)を直したのと、ラストを延ばしたとこです。
 ラストは、正規バージョンのが気に入っているのですが、賛否ありましてねぇ。自分なりに続きを書いてみたのがあれです。
 蛇足になってないといいなぁ。
 若干臭くて道徳的になってると嫌なんだよなぁ。
 とはいえ、この「正義の味方」
 今年度の文化祭、文芸部部誌の文組の人気投票にて
 半数近い支持を得ての二番手になっていました。
 直接言えないのが残念ですが、気に入っていただけたようなら何よりです。
 心より感謝です。
 見ている「夢」に一歩近づけたでしょうか。


 拙い文章。面白くないストーリー。無駄に長め。
 これら三重苦に時間をとらせてしまったことを申し訳なく思います。
 いつか楽しい時間を与えられることを夢見つつ。

(2006-09-12)(2006-10-11)

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